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住宅ローンの定番「長期で借りて繰り上げ」で大丈夫?

渡辺精一・経済プレミア編集部
 
 

住宅ローンを考える(5)

 住宅ローンを組む場合、返済期間をどうするかは大きなポイントだ。住宅販売の現場では「とりあえず長めに借りて、後で繰り上げ返済すればいい」とすすめられることも多い。その理由を考えよう。

45歳で「80歳完済」35年ローンも

 多くの銀行で住宅ローンの最長借入期間は35年。完済時年齢は10年ほど前の「70歳」から「80歳」に緩和された。実に、45歳までなら35年ローンを組むことが可能だ。

 常識的には80歳までローンが残るのは現実感が乏しい。だが、返済期間が長くなれば、毎月の返済額を抑えられるというメリットがある。

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経済プレミア編集部

1963年生まれ。一橋大学社会学部卒、86年毎日新聞社入社。大阪社会部・経済部、エコノミスト編集次長、川崎支局長などを経て、2014年から生活報道部で生活経済専門記者。18年4月から現職。ファイナンシャルプランナー資格(CFP認定者、1級FP技能士)も保有。