サイバー攻撃の脅威

サイバー攻撃が繰り返された「G20」大阪は大丈夫?

松原実穂子・NTTチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト
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 6月下旬に大阪市で開かれる主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)の準備が進んでいる。世界の金融・経済問題について議論されるG20は、サイバー攻撃の標的となることもあるため、注意が必要だ。

 例えば、2011年11月の仏カンヌ・サミットに先立ち、2月にパリで開催されたG20財務相・中央銀行総裁会議が攻撃の標的になった。きっかけは、10年12月に仏経済・財務省に送られてきた「なりすましメール」だった。メールに添付されていたウイルス付きのPDFファイルを誰かがうっかり開いてしまったのだ。

 これが原因で経済・財務省のコンピューター17万台のうち150台以上がウイルスに感染した。感染が発覚…

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松原実穂子

NTTチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト

早稲田大学卒業後、防衛省で9年間勤務。フルブライト奨学金により米ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院で修士号取得。その後、米シンクタンク、パシフィックフォーラムCSIS(現パシフィックフォーラム)研究員などを経て現職。国内外で政府、シンクタンクとの意見交換やブログ、カンファレンスを通じた情報発信と提言に取り組む。