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高齢化や孤独死…「マンション管理組合」の“悲劇”

エコノミスト編集部
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空き室が増えるとマンション全体の管理不全になりかねない
空き室が増えるとマンション全体の管理不全になりかねない

 1970年代以降、大量に供給された分譲マンション。独居の高齢者が亡くなったらどうするのか。相続人がいない場合は……。管理組合が抱える問題点について、週刊エコノミスト6月18日号の巻頭特集「マンション管理の悲劇」よりダイジェストでお届けする。【エコノミスト編集部・下桐実雅子】

「電気の供給停止」郵便受けに1枚の紙

 東京都杉並区の築約50年の分譲マンションで、各戸の郵便受けに東京電力からの1枚の紙が入っていた。2013年のある日。紙には「共用設備への電気の供給停止について」とあり、区分所有者の1人、小林節子さん(70代、仮名)は驚いたことを覚えている。

 慌てて東京電力に問い合わせると、マンションの共用部分の電気代が2カ月前から未納になっていると告げら…

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エコノミスト編集部

藤枝克治編集長率いる経済分野を中心として取材、編集するチーム。経済だけでなく社会、外交も含め幅広く取材する記者の集団であり、各界の専門家にコラムや情報提供を依頼する編集者の集団でもある。