経済記者「一線リポート」

情報漏えいで露呈した「ガリバー野村証券」の没落ぶり

大久保渉・毎日新聞経済部記者
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情報漏えいの記者会見で頭を下げる永井浩二野村HDグループCEO(手前)ら=東京都内で5月24日、手塚耕一郎撮影
情報漏えいの記者会見で頭を下げる永井浩二野村HDグループCEO(手前)ら=東京都内で5月24日、手塚耕一郎撮影

 「えっ? 本当?」。5月23日夕、東京証券取引所の市場再編に向けた有識者会議の内部情報を漏らしたとして、金融庁が野村ホールディングス(HD)に業務改善命令を出す方針を固めたとの一報が、同僚記者から入った。漏えい内容が巨額の不正取引につながるインサイダー情報に当たらないため関係者の社内処分で済むだろうと見ていたが、金融庁の対応は想像以上に厳しかった。

 野村は何をしてしまったのか。詳細は翌日、永井浩二グループ最高経営責任者(CEO)らが開いた謝罪会見…

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大久保渉

毎日新聞経済部記者

 1979年、ブラジル生まれ。2004年、京都大学総合人間学部卒、毎日新聞社入社。山形支局を経て09年から東京本社経済部。自動車などの民間企業、日銀、証券業界、金融庁、経済産業省、財務省を担当。15年から2年間は政治部で自民党などを担当した。19年5月から日銀、証券、金融庁を束ねる金融グループのキャップ。