サイバー攻撃の脅威

豪雨や地震で人の善意につけ込む「偽メール」の卑劣さ

松原実穂子・NTTチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト
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西日本豪雨で濁流に襲われた市街地=広島市安佐北区で2018年7月7日、本社ヘリから上入来尚撮影
西日本豪雨で濁流に襲われた市街地=広島市安佐北区で2018年7月7日、本社ヘリから上入来尚撮影

 西日本豪雨(2018年7月)から1年。豪雨や台風、地震といった自然災害に便乗した悪質なサイバー攻撃には十分注意する必要がある。手口としては、義援金の振り込みを求める詐欺メールや偽ウェブサイトが代表的だ。また、なりすましメールを送って人々から個人情報を盗んだり、政府機関から機密情報を盗んだりするサイバー攻撃もある。

 西日本豪雨は甚大な被害をもたらし、犠牲者は200人を超え、全壊、半壊、損壊、浸水といった被害を受け…

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松原実穂子

NTTチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト

早稲田大学卒業後、防衛省で9年間勤務。フルブライト奨学金により米ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院で修士号取得。その後、米シンクタンク、パシフィックフォーラムCSIS(現パシフィックフォーラム)研究員などを経て現職。国内外で政府、シンクタンクとの意見交換やブログ、カンファレンスを通じた情報発信と提言に取り組む。