人生に必要な「おカネの設計」

60歳定年男性に銀行が薦めた「ファンドラップ」の中身

岩城みずほ・ファイナンシャルプランナー
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 大手企業を定年退職したA郎さん(60)は銀行口座に退職金が振り込まれると、すぐに銀行から連絡があり「ファンドラップ」の購入を薦められました。ファンドラップは、金融機関が顧客の目標とする利回りやリスク許容度を聞き取った上で資産配分や商品選択を行い、主に投資信託で運用するサービスです。

 もともと老後資金を運用で増やしたいと思っていましたが、これまで投資経験がなく、銀行に任せるのも一案と考えました。しかし妻から「他の人の意見も聞いたほうがよいのでは?」と言われ、私のところに相談に来ました。今回は金融機関から薦められるファンドラップについて考えてみます。

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岩城みずほ

ファイナンシャルプランナー

CFP認定者、オフィスベネフィット代表。NHK松山放送局を経て、フリーアナウンサーとして14年活動。その後会社員を経て2009年に独立。個人相談のほか、貯めると増やすの車座の会「C(貯蓄)リーグ」、良質なマネーの勉強会「サムライズ」主催。著書に「『保険でお金を増やす』はリスクがいっぱい」(日本経済新聞出版社)、「腹黒くないFPが教えるお金お授業」(三笠書房)などがある。