
大手企業を定年退職したA郎さん(60)は銀行口座に退職金が振り込まれると、すぐに銀行から連絡があり「ファンドラップ」の購入を薦められました。ファンドラップは、金融機関が顧客の目標とする利回りやリスク許容度を聞き取った上で資産配分や商品選択を行い、主に投資信託で運用するサービスです。
もともと老後資金を運用で増やしたいと思っていましたが、これまで投資経験がなく、銀行に任せるのも一案と考えました。しかし妻から「他の人の意見も聞いたほうがよいのでは?」と言われ、私のところに相談に来ました。今回は金融機関から薦められるファンドラップについて考えてみます。
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