クルマ最新事情

「行きはよいよい帰りは怖い?」日産リーフ長距離運転

川口雅浩・毎日新聞経済プレミア編集長
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新東名120キロ区間を走行後、サービスエリアで充電する日産リーフ=静岡県御殿場市で川口雅浩撮影
新東名120キロ区間を走行後、サービスエリアで充電する日産リーフ=静岡県御殿場市で川口雅浩撮影

 最新電気自動車(EV)の実力を測る「日産リーフe+」のテストドライブ第2弾は、高速道路の連続走行だ。日本国内で制限速度が時速120キロと最も速い路線のひとつ、静岡県の新東名高速にリーフを持ち込み、充電なしでどこまで走れるかテストした。そこでは最新EVの課題が浮き彫りになった。

 リーフで東京から箱根を充電なしで往復できることがわかったところで、今度は高速道路を充電なしで何キロ走れるか知りたくなった。新東名の新静岡インター(IC)と森掛川ICの約50キロ区間は、今年3月から制限速度が時速120キロになった。そこで静岡県沼津市内でリーフを急速充電後、電池残量91%で新東名・長泉沼津ICを出発した。

 晴天の日曜日だったが、新東名の交通量は少なく、リーフは時速100キロで新静岡ICを通過。ここから森掛川ICまで時速120キロをキープした。その後、浜松浜北ICを出たところでUターンし、再び時速120キロの区間を走り、東京方面に向かった。

 制限速度を守り、ほぼ全線を時速100~120キロで走り続けたところ、リーフは静岡県御殿場市付近で電池の残量が11%に低下。航続距離があと44キロと表示されたため、最寄りの足柄サービスエリアで充電することにした。ここまで渋滞なしで253キロ走った。満充電で出発すれば約300キロは走る計算だが、正直、物足りなかった。ガソリン車であれば、給油なしに少なくとも400~500キロは走る。

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川口雅浩

毎日新聞経済プレミア編集長

1964年生まれ。上智大ドイツ文学科卒。毎日新聞経済部で財務、経済産業、国土交通など中央官庁や日銀、金融業界、財界などを幅広く取材。共著に「破綻 北海道が凍てついた日々」(毎日新聞社)、「日本の技術は世界一」(新潮文庫)など。財政・金融のほか、原発や再生可能エネルギーなど環境エネルギー政策がライフワーク。19年5月から経済プレミア編集部