
2017年10月に発覚した神戸製鋼所の品質データ改ざん問題で、同社が不正を公表する直前、社員2人が自社株を売り抜けたことが証券取引等監視委員会の調査でわかった。同委員会は6月21日、金融商品取引法違反(インサイダー取引)の疑いで課徴金を納付させるよう金融庁に勧告した。いったいどんな株取引だったのか。
神戸製鋼がデータ改ざんの不正を公表したのは17年10月上旬の3連休の真ん中、8日の日曜日だった。アルミ・銅事業部門で製品を出荷する前の検査で、出荷先との取り決めを外れたデータを改ざんしたり、検査していなかったのに検査したと偽装したりしていたという内容だった。
この記事は有料記事です。
残り968文字(全文1249文字)
投稿にはログインが必要です。
注目コンテンツ