
金融庁「2000万円不足」報告書の読み方(1)
資産形成に関する金融庁報告書をきっかけに「年金不安」をめぐる議論が沸騰している。「老後資金が2000万円不足」という記述が批判を浴び、麻生太郎金融相は受け取り拒否という異例の対応に出た。政府は報告書を葬り去りたい考えだが、現役時代から老後の蓄えが重要であることはゆるぎない。報告書をたたき台に老後資金のあり方について考える。
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渡辺精一
経済プレミア編集部
1963年生まれ。一橋大学社会学部卒、86年毎日新聞社入社。大阪社会部・経済部、エコノミスト編集次長、川崎支局長などを経て、2014年から生活報道部で生活経済専門記者。18年4月から現職。ファイナンシャルプランナー資格(CFP認定者、1級FP技能士)も保有。