メディア万華鏡

ヒール履くのは女性の意思 強制が「#KuToo」だ

山田道子・毎日新聞紙面審査委員
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 外来の「#MeToo」に続き、日本発の「#KuToo」は新語・流行語大賞に選ばれるだろうか? 女性が職場でパンプスやヒールの高い靴を履くよう強要されることに「ノー」を唱える運動。今年1月、女優でライターの石川優実さんがツイッターで訴え始め、国会でも取り上げられるに至った。

厚労相答弁の「歯切れの悪さ」

 根本匠厚生労働相の6月5日国会答弁は「社会通念上、業務上必要かつ相当な範囲を超えているかがポイント」「足をけがした労働者に必要もなく着用を強制する場合などはパワハラに該当しうる」と歯切れが悪かった。毎日新聞は「パワハラの可能性」を強調したのに対し、他紙は「業務上必要なら容認」などと伝え、その違いも話題になった。個人的には、足をけがしているかいないかは関係ないので、大臣の本心は「容認」だと思う。

 こんな時、水をかけるのが週刊新潮。6月27日号(6月20日発売)に「朝日が煽って国会質疑という『#…

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山田道子

毎日新聞紙面審査委員

1961年東京都生まれ。85年毎日新聞入社。浦和支局(現さいたま支局)を経て社会部、政治部、川崎支局長など。2008年に総合週刊誌では日本で一番歴史のあるサンデー毎日の編集長に就任。総合週刊誌では初の女性編集長を3年半務めた。その後、夕刊編集部長、世論調査室長を経て15年5月から現職。