MRJが世界を飛ぶ日

三菱重工がボンバル部門買収「MRJ成功へ最終局面?」

平野純一・経済プレミア編集部
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パリ航空ショーに参加した「スペースジェット」(三菱航空機提供)
パリ航空ショーに参加した「スペースジェット」(三菱航空機提供)

 「スペースジェット」(旧MRJ)を開発中の三菱航空機の親会社・三菱重工業が、事業化に向けた大きな決断を下した。6月25日、カナダの航空機製造大手のボンバルディアの小型機「CRJ」のカスタマー(顧客)サポート、販売、保守などに関する事業を買収すると発表した。

欲しかった「カスタマーサポート」

 買収金額は5億5000万ドル(約590億円)。その他にボンバルディアが抱える2億ドル(214億円)の債務も引き受ける。CRJの製造部分はボンバルディアに残り、受注している残り約50機を製造して、2020年後半にも旅客機製造から撤退する。

 三菱重工が欲しかったのが、ボンバルディアのカスタマーサポート部門だ。飛行機は製造して航空会社に売っ…

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平野純一

経済プレミア編集部

1962年生まれ。87年毎日新聞社入社。盛岡支局、サンデー毎日編集部、経済部、エコノミスト編集部などを経て2016年から現職。金融、為替、証券、マクロ経済などを中心に取材。