熊野英生の「けいざい新発見」

10月消費増税の影響は「五輪後」じわじわと出てくる

熊野英生・第一生命経済研究所 首席エコノミスト
  • 文字
  • 印刷
 
 

 参議院選挙は7月4日公示、21日投開票が正式に決まった。衆参ダブル選挙にはならず、これで10月1日の消費税率10%への引き上げはほぼ確定だろう。

 気になるのは、消費増税前の駆け込み買いと、増税後の買い控えだ。駆け込み買いは需要の先食いだから、その反動として買い控えが起こる。2014年4月の消費増税時は、そのアップダウンが予想外に大きかった。税率が5%から8%への引き上げだったからである。今回は8%から10%。どれくらいの消費者が10月以前の買い物の「プラス2%分」のお買い得感に反応して駆け込み買いに動くだろうか。

この記事は有料記事です。

残り1481文字(全文1741文字)

   

ご登録日から1カ月間は100円

いますぐ登録して続きを読む

または

登録済みの方はこちら

熊野英生

第一生命経済研究所 首席エコノミスト

1967年山口県生まれ。横浜国立大学経済学部卒業。90年、日本銀行入行。調査統計局などを経て、2000年、第一生命経済研究所入社。11年4月から現職。専門は金融政策、財政政策、金融市場、経済統計。