人生に必要な「おカネの設計」

「2000万円問題」40歳共働き夫婦いくらためれば?

岩城みずほ・ファイナンシャルプランナー
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 「老後資金2000万円不足」問題が起き、不安を感じた人が数多くいました。金融機関の商品パンフレットも「今のままだと老後資金が不足します。外貨建て保険で資金作りを」などと金融商品を勧めるケースが多くありますが、慌てて金融機関に駆け込む必要はありません。今回と次回で人生の資金計画と公的年金の基本を紹介します。

 老後の必要資金は人によって違います。会社員と自営業者では公的年金の受給額も異なります。大切なのは、一生を見越した自分の「必要貯蓄額」を求め、着実に貯蓄を積み重ねることです。結果的に必要貯蓄額が1000万円の人もいれば、3000万円の人もいます。必要貯蓄額を「人生設計の基本公式」を使って求めます(本欄2018年5月24日掲載の記事参照)。

 この公式は、現在の貯蓄額などの状況と、定年までの「今後の手取り年収」をベースにします。そして、老後生活費の基礎的な部分は公的年金で賄うことを前提に、生活費を毎月どれくらいにするかを決めて計算します。今回は、相談を受けたことがある共働き夫婦の事例で老後の資金計画を見てみましょう。

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岩城みずほ

ファイナンシャルプランナー

CFP認定者、オフィスべネフィット代表、NPO法人「みんなのお金のアドバイザー協会(FIWA)」副理事長。金融商品の販売によるコミッションを得ず、中立的な立場で顧客の利益を最大限にするコンサルティングを実践し、講演や執筆活動も行っている。著書に「人生にお金はいくら必要か」(共著、東洋経済新報社)、「やってはいけない!老後の資産運用」(ビジネス社)などがある。