高齢化時代の相続税対策

借金抱えた認知症の父「債務整理」どう進めればいい?

広田龍介・税理士
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 東京都在住のTさん(45)は、2年前に父(72)を自宅に引き取って介護している。父は病床にあり、認知症で意思能力にも問題がある。Tさんは一人っ子で、母は十数年前に亡くなった。

「代物弁済」で借入金を帳消しに

 父は、長年続けてきた事業に失敗して多額の債務を抱えた。3年前に財産を処分して大半の債務は整理したものの、父の弟のMさんからの借入金だけがまだ残っている。

 この借入金は、父が所有する宅地をMさんが経営する建設会社N社に資材置き場として無償で貸し付けた際、…

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広田龍介

税理士

1952年、福島県いわき市生まれ。85年税理士登録。東京・赤坂で広田龍介税理士事務所を開設。法人・個人の確定申告、相続税申告、不動産の有効活用などを中心に幅広くコンサルティング活動を続けている。相続税に関する講演やセミナーも開催している。