サイバー攻撃の脅威

「タンカー被弾」米サイバー軍がイラン防衛隊に反撃か

松原実穂子・NTTチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト
  • 文字
  • 印刷
ホルムズ海峡付近で攻撃を受けた国華産業のタンカー=同社提供
ホルムズ海峡付近で攻撃を受けた国華産業のタンカー=同社提供

 中東情勢が現実空間とサイバー空間の両方で緊迫の度合いを増している。現実空間では6月13日、ホルムズ海峡付近でタンカー2隻が何者かの攻撃を受けて被弾した事件が発生した。そのうち1隻は日本の海運会社が運航しており、日本国内でも大騒ぎになった。

 ペルシャ湾とオマーン湾をつなぐホルムズ海峡は、世界の原油輸送量の2割が通る海上交通の要所だ。ポンペオ米国務長官は記者会見で、イランによる攻撃だと非難したが、イランは否定し、根拠に欠けると反論した。

 その1週間後の6月20日には、イランのイスラム革命防衛隊が「領空を侵犯された」として米海軍の無人偵…

この記事は有料記事です。

残り1091文字(全文1360文字)

   

ご登録日から1カ月間は100円

いますぐ登録して続きを読む

または

登録済みの方はこちら

松原実穂子

NTTチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト

早稲田大学卒業後、防衛省で9年間勤務。フルブライト奨学金により米ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院で修士号取得。その後、米シンクタンク、パシフィックフォーラムCSIS(現パシフィックフォーラム)研究員などを経て現職。国内外で政府、シンクタンクとの意見交換やブログ、カンファレンスを通じた情報発信と提言に取り組む。