経済記者「一線リポート」

「あった」文言を忖度で削除?これでよいのか財務省

大久保渉・毎日新聞経済部記者
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参院で金融審議会の報告書について答える麻生太郎財務相=6月18日、川田雅浩撮影
参院で金融審議会の報告書について答える麻生太郎財務相=6月18日、川田雅浩撮影

 財政制度等審議会(財務相の諮問機関)が6月中旬に麻生太郎財務相に答申した財政運営に関する建議(意見書)で、原案に明記されていた「将来の年金給付水準が想定より低くなることが見込まれる」「自助努力を促していく観点も重要」の文言が削除されていた。参院選を控え年金問題に神経をとがらせる安倍政権への、過度な配慮が透けて見える。

 ポピュリズム(大衆迎合主義)に距離を置き、政治や国民に耳が痛い話でも大所高所から提言するのが財政審…

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大久保渉

毎日新聞経済部記者

 1979年、ブラジル生まれ。2004年、京都大学総合人間学部卒、毎日新聞社入社。山形支局を経て09年から東京本社経済部。自動車などの民間企業、日銀、証券業界、金融庁、経済産業省、財務省を担当。15年から2年間は政治部で自民党などを担当した。19年5月から日銀、証券、金融庁を束ねる金融グループのキャップ。