メディア万華鏡

映画「新聞記者」見事に分断されたメディアのレビュー

山田道子・毎日新聞紙面審査委員
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映画「新聞記者」のメインビジュアル(C)2019「新聞記者」フィルムパートナーズ
映画「新聞記者」のメインビジュアル(C)2019「新聞記者」フィルムパートナーズ

 見ないわけにはいかない。自分の職業の名がついた映画「新聞記者」。言うまでもなく、官房長官記者会見での追及質問で注目されるようになった東京新聞の望月衣塑子記者の同名ベストセラーが原案だが、それに着想を得たフィクション。政府の特区構想の闇を追う記者と政府の情報操作に悩む内閣情報調査室官僚。大学新設計画、自殺する官僚から官僚スキャンダルのでっち上げ、レイプ事件もみ消しまで、安倍政権で起きた出来事を連想させるさまざまなエピソードが登場する。

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山田道子

毎日新聞紙面審査委員

1961年東京都生まれ。85年毎日新聞入社。浦和支局(現さいたま支局)を経て社会部、政治部、川崎支局長など。2008年に総合週刊誌では日本で一番歴史のあるサンデー毎日の編集長に就任。総合週刊誌では初の女性編集長を3年半務めた。その後、夕刊編集部長、世論調査室長を経て15年5月から現職。