
野口悠紀雄・一橋大名誉教授に聞く
野口悠紀雄・一橋大名誉教授は、21日投開票の参院選で問われている安倍政権の経済政策(アベノミクス)について「物価よりも賃金上昇を目標にすべきだ」と述べ、賃金が上がらず消費が増えない今の悪循環を断ち切るべきだと主張した。【聞き手は経済プレミア編集長・川口雅浩】
――参院選の争点は何だと考えますか。
◆野口悠紀雄さん インターネットを使い、「参院選の争点は何であるべきか」というアンケートを独自に行いました。一般から150人ほどの回答を得た中で、憲法が争点だと答えた人は3%もいませんでした。トップは自分の生活に密着する経済の問題です。でも、今のアベノミクスをどうすべきかという問題が、今回の参院選で大きな争点になっていないと思います。
この記事は有料記事です。
残り1259文字(全文1593文字)
投稿にはログインが必要です。
編集部
長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
twitter 毎日新聞経済プレミア編集部@mainichibiz
facebook 毎日新聞経済プレミア編集部https://www.facebook.com/mainichibiz