高齢化時代の相続税対策

亡父が「長男に5400万円」紛糾した遺産分割協議

広田龍介・税理士
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 Bさんが2017年8月に亡くなった。相続人は、長男、長女、次女、次男のきょうだい4人。Bさんの相続財産がどのくらいあるのかを確定するため、預金口座の入出金を確認したところ、14年3月に長男の預金口座に5400万円が振り込まれていたことがわかった。

 これを長男に問いただすと「自分が経営していた会社が、運転資金に充てるため、父から借り入れたものだ」という説明があった。会社は16年5月に倒産している。長男はその後に離婚し、現在はアパートに1人暮らし。多額の借入金を抱えており、アルバイトで日々の生活費をまかなっている状況だ。

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広田龍介

税理士

1952年、福島県いわき市生まれ。85年税理士登録。東京・赤坂で広田龍介税理士事務所を開設。法人・個人の確定申告、相続税申告、不動産の有効活用などを中心に幅広くコンサルティング活動を続けている。相続税に関する講演やセミナーも開催している。