藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」

ブカレストを歩き見た「独裁者チャウシェスク」の残影

藻谷浩介・地域エコノミスト
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議事堂宮殿。冷戦末期にチャウシェスク大統領が着工した、世界で2番目に大きい建物(写真は筆者撮影)
議事堂宮殿。冷戦末期にチャウシェスク大統領が着工した、世界で2番目に大きい建物(写真は筆者撮影)

ブルガリア・ルーマニア・モルドバ編(4)

 ルーマニア、すなわち「ローマ人の国」。ローマから遠く北東に離れたその首都ブカレストの町で見たのは、確かにスラブ系とは違う、ラテン系の顔立ちと性格を持つ人たちだった。30年前に世界を驚かせた、チャウシェスク独裁体制の崩壊のてんまつも、思えばラテン系特有の派手さを伴った政治劇だったのだろうか?

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藻谷浩介

地域エコノミスト

1964年山口県生まれ。平成大合併前の約3200市町村のすべて、海外105カ国を私費で訪問し、地域特性を多面的に把握する。2000年ごろから地域振興や人口問題に関して精力的に研究、執筆、講演を行う。著書に「デフレの正体」「里山資本主義」ほか多数。国内の鉄道(鉄軌道)全線を完乗した鉄道マニアでもある。