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消費増税でシニアが節約するのは「ペット、牛肉…」

エコノミスト編集部
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 消費増税が目前に迫った。前回増税時の反省からさまざまな負担軽減対策が打ち出されているが、消費はどのような影響を受けるのか。日本総合研究所の小方尚子主任研究員のリポートを、週刊エコノミスト8月13・20日号の巻頭特集「世界景気の終わり」よりダイジェストでお届けする。

正味の負担増は年3万円程度?

 本年10月の消費増税では、軽減税率、教育無償化、年金世帯向け給付金、プレミアム付き商品券、キャッシュレス決済ポイント還元など、手厚い負担軽減策が講じられる。

 背景には、前回2014年の増税時の家計負担増が、個人消費を長期にわたって冷え込ませたことへの反省がある。前回は消費増税に加えて、厚生年金保険料の引き上げや年金給付の引き下げが実施されたほか、政府による家計支援策も限られていた。そのため、1世帯当たりでみた正味の負担額増は年15万円にものぼったが、今回は年3万円程度に抑えられる見込みだ。

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エコノミスト編集部

藤枝克治編集長率いる経済分野を中心として取材、編集するチーム。経済だけでなく社会、外交も含め幅広く取材する記者の集団であり、各界の専門家にコラムや情報提供を依頼する編集者の集団でもある。