藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」

「モルドバ日帰り旅」欧州最貧国のカオスな巨大市場

藻谷浩介・地域エコノミスト
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キシニョフの中央市場入り口。新奇なデザインだが中は途上国そのものの空間(写真は筆者撮影)
キシニョフの中央市場入り口。新奇なデザインだが中は途上国そのものの空間(写真は筆者撮影)

ブルガリア・ルーマニア・モルドバ編(5)

 モルドバ。旧ソ連を構成した15の共和国のうち、最もマイナーな存在だった、旧モルダビア共和国の後継国家。元々はルーマニア人が建てた3侯国の一つ・モルダビア侯国の東北半分だが、19世紀初頭の露土戦争の結果、当時の宗主国のトルコからロシアに割譲されてその直接支配に組み込まれ、同族のルーマニアとは異なる道を歩むことになった。ウクライナと並ぶ欧州最貧国の姿とは?

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藻谷浩介

地域エコノミスト

1964年山口県生まれ。平成大合併前の約3200市町村のすべて、海外105カ国を私費で訪問し、地域特性を多面的に把握する。2000年ごろから地域振興や人口問題に関して精力的に研究、執筆、講演を行う。著書に「デフレの正体」「里山資本主義」ほか多数。国内の鉄道(鉄軌道)全線を完乗した鉄道マニアでもある。