サイバー攻撃の脅威

QR決済“まさか”の落とし穴「偽コードをスキャン」

松原実穂子・NTTチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト
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 日本では現金決済が圧倒的に多い。しかし、年々増えている外国人観光客への対応や、ビッグデータ分析による消費活性化などを狙い、キャッシュレス化を進める政策がとられている。キャッシュレス決済の一環として、日本でもQRコード決済が徐々に広まり、ペイペイ、ラインペイ、ファミペイ、楽天ペイなどが使えるようになった。

 QRコード決済の利用者は、専用アプリをスマホにインストールし、支払いに使う銀行口座やクレジットカード情報を登録しなければならない。利用手数料はかからず、現金を持ち歩かずに支払いが手早くでき、ポイントも手軽に集められる利点がある。

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松原実穂子

NTTチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト

早稲田大学卒業後、防衛省で9年間勤務。フルブライト奨学金により米ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院で修士号取得。その後、米シンクタンク、パシフィックフォーラムCSIS(現パシフィックフォーラム)研究員などを経て現職。国内外で政府、シンクタンクとの意見交換やブログ、カンファレンスを通じた情報発信と提言に取り組む。