
日本では現金決済が圧倒的に多い。しかし、年々増えている外国人観光客への対応や、ビッグデータ分析による消費活性化などを狙い、キャッシュレス化を進める政策がとられている。キャッシュレス決済の一環として、日本でもQRコード決済が徐々に広まり、ペイペイ、ラインペイ、ファミペイ、楽天ペイなどが使えるようになった。
QRコード決済の利用者は、専用アプリをスマホにインストールし、支払いに使う銀行口座やクレジットカード情報を登録しなければならない。利用手数料はかからず、現金を持ち歩かずに支払いが手早くでき、ポイントも手軽に集められる利点がある。
この記事は有料記事です。
残り1040文字(全文1308文字)
投稿にはログインが必要です。
松原実穂子
NTTチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト
早稲田大学卒業後、防衛省で9年間勤務。フルブライト奨学金により米ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院で修士号取得。その後、米シンクタンク、パシフィックフォーラムCSIS(現パシフィックフォーラム)研究員などを経て現職。国内外で政府、シンクタンクとの意見交換やブログ、カンファレンスを通じた情報発信と提言に取り組む。