株主になったら

株主総会の変遷「シャンシャン総会」から質疑の場へ

中西和幸・弁護士
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パシフィコ横浜で行われた日産自動車の株主総会=日産自動車提供
パシフィコ横浜で行われた日産自動車の株主総会=日産自動車提供

“様変わり”株主総会(1)

 企業の株主総会が様変わりしています。1990年代までは、上場企業の株主総会は20分余りで終わる“儀式”でした。ところが今や、株主との質疑に時間をかける企業が大半です。この20年余りの株主総会の変遷を複数回に分けて紹介します。今回は「株主との質疑」を取り上げます。

株主の質問に回答する義務

 株主総会の場で出された株主の質問に、取締役らは原則として答えなければなりません。これは株主総会について規定している会社法に定められています。では、実際の株主総会で質疑はどのように行われてきたでしょうか。

 かつての上場企業の株主総会では、質疑応答はほとんど行われませんでした。不祥事など、何か問題が起きた…

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中西和幸

弁護士

1992年東京大学法学部卒。95年弁護士登録。上場企業の社外取締役、社外監査役を務め、企業法務に詳しい。共著に「会社役員の法務必携」(清文社)、「企業法務からみた株式評価とM&A手続き」(同)、「『社外取締役ガイドライン』の解説」(商事法務)、「企業不祥事インデックス」(同)など。