サイバー攻撃の脅威

北朝鮮工作機関ハッカー“20億ドル荒稼ぎ”国連が調査

松原実穂子・NTTチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト
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 国連安全保障理事会の専門家パネルが、北朝鮮のサイバー攻撃に関する新たな報告書を9月にも公表する見通しだ。ロイター通信やCNNなどが報告書案を入手し、8月はじめに報じた。それによると、北朝鮮はサイバー攻撃で少なくとも20億ドル(2100億円)の外貨稼ぎに成功しているという。

 北朝鮮の核実験や弾道ミサイル発射を受け、国連は2006年以降、北朝鮮への制裁を続けている。専門家パネルは制裁の履行状況を調べ、半年に1度、安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会に報告書を提出してきた。

 今年3月に公表した前回の報告書では、北朝鮮のサイバー攻撃について初めて切り込み、北朝鮮は外貨不足が…

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松原実穂子

NTTチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト

早稲田大学卒業後、防衛省で9年間勤務。フルブライト奨学金により米ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院で修士号取得。その後、米シンクタンク、パシフィックフォーラムCSIS(現パシフィックフォーラム)研究員などを経て現職。国内外で政府、シンクタンクとの意見交換やブログ、カンファレンスを通じた情報発信と提言に取り組む。