海外特派員リポート

米市場「12年ぶり逆イールド」景気後退シグナルか?

中井正裕・北米総局特派員(ワシントン)
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米市場での12年ぶり長短金利の逆転は何を意味するのか
米市場での12年ぶり長短金利の逆転は何を意味するのか

 米債券市場で8月14日、景気後退の前触れとされる「長短金利逆転(逆イールド)」が2007年以来約12年ぶりに発生した。米経済が過去最長の景気拡大を続けるなか、債券市場が発した景気後退シグナルは、泥沼化する米中貿易戦争に伴う先行き不安が背景にあるとみられている。

 だが貿易戦争を仕掛けるトランプ米大統領は「米国経済は世界最高だ」と強気一辺倒で、米連邦準備制度理事会(FRB)に金融市場が不安定となった責任を押し付けている。

 逆イールドが出現したのは、中国とドイツで14日発表された景気指標が悪化し、世界経済失速への警戒感が…

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中井正裕

北米総局特派員(ワシントン)

1975年京都府生まれ。立命館大学法学部卒。2000年毎日新聞入社。岐阜支局、中部報道センターを経て、09年から経済部で電力改革、貿易交渉、日銀などを取材。政治部にも在籍し、首相官邸、自民党などを担当した。18年10月から現職。