メディア万華鏡

雅子さまと一緒に笑いたい「均等法世代」の女性たち

山田道子・元サンデー毎日編集長
  • 文字
  • 印刷
宮中晩さん会でトランプ米大統領と歓談される皇后雅子さま=皇居・宮殿「豊明殿」で2019年5月27日、代表撮影
宮中晩さん会でトランプ米大統領と歓談される皇后雅子さま=皇居・宮殿「豊明殿」で2019年5月27日、代表撮影

 「雅子さまはあなたと一緒に泣いている」が戻ってきた。要するに、皇后雅子さまと同じ男女雇用機会均等法第1世代の女性たちが自らの人生と雅子さまの人生を重ね合わせたりする報道のこと。

 上皇陛下が天皇退位の意向を表明したのは2016年の夏。その秋にこのコラムで、「一緒に泣いている」報道がめっきり少なくなり、均等法第1世代の女性が「雅子皇后」をどう受け止めているかを真正面から取り上げた記事がないと書いた。そして、雅子さまは一緒に泣く存在ではなくなってしまったのかと問うたけれど、そうではなかったようだ。

 皇后になった雅子さまは外交官に復職したかのごとく活動めざましいこともあり、上皇后美智子さまに代わり「読まれる」皇室女子に躍り出た(とは言っても、相変わらず眞子さまと小室圭さんモノは根強いが……)。

 女性セブンは5月9・16号から7月18日号までほぼ毎号表紙に雅子さまの写真が登場する。「皇后雅子さまが実践される着回し術」(女性セブン6月6日号)といった美智子さま時代と同じような企画もあるが、「世界のリーダーたちから要請殺到の理由―雅子皇后に会いたい!」(女性自身7月16日号)、「雅子さまとの謁見に世界首脳が大行列!」(女性セブン7月18日号)と女子力より仕事力に関する記事が目立つ。

この記事は有料記事です。

残り1078文字(全文1621文字)

山田道子

元サンデー毎日編集長

1961年東京都生まれ。85年毎日新聞社入社。社会部、政治部、川崎支局長などを経て、2008年に総合週刊誌では日本で最も歴史のあるサンデー毎日の編集長に就任。総合週刊誌では初の女性編集長を3年半務めた。その後、夕刊編集部長、世論調査室長、紙面審査委員。19年9月退社。