藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」

民族分断で成立「モルドバ」首都に観光名所見当たらず

藻谷浩介・地域エコノミスト
  • 文字
  • 印刷
広場に置かれた巨大なチェス盤で遊ぶ子どもたち(写真は筆者撮影)
広場に置かれた巨大なチェス盤で遊ぶ子どもたち(写真は筆者撮影)

ブルガリア・ルーマニア・モルドバ編(6)

 路傍を延々と埋める、ガラクタ品を売る露天市。カオスそのものの雑踏を見せるワゴンバスのターミナルや生鮮市場。欧州最貧国・モルドバの首都キシニョフで見た光景は、まるでインドか東南アジアのようだった。しかし歩くうちに“腐っても欧州”という姿も見えてくる。国の根っこを支える旧ソ連時代のインフラ投資はいつまで持つのか?

この記事は有料記事です。

残り2823文字(全文2999文字)

   

ご登録日から1カ月間は100円

いますぐ登録して続きを読む

または

登録済みの方はこちら

藻谷浩介

地域エコノミスト

1964年山口県生まれ。平成大合併前の約3200市町村のすべて、海外105カ国を私費で訪問し、地域特性を多面的に把握する。2000年ごろから地域振興や人口問題に関して精力的に研究、執筆、講演を行う。著書に「デフレの正体」「里山資本主義」ほか多数。国内の鉄道(鉄軌道)全線を完乗した鉄道マニアでもある。