藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」

「ジンバブエ首都ハラレ」ATMなぜかお金が出てこない

藻谷浩介・地域エコノミスト
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ハラレの庶民の足ワゴンバス。日本の塗装のままの中古車が多い。動物の絵の下に「RECREATION of AFRICA」を加えたのは運転手か(写真は筆者撮影)
ハラレの庶民の足ワゴンバス。日本の塗装のままの中古車が多い。動物の絵の下に「RECREATION of AFRICA」を加えたのは運転手か(写真は筆者撮影)

ジンバブエ・ハラレ編(1)

 世界で最もインフレから縁遠い国・日本では「MMT理論」なるものが話題になっている。「国債をいくら発行しようと、政府に信用がある限りはインフレにならない」というのだが、では政府に信用がなくなったらどうするのか。参考にすべきは、世界で最も政府に信用のない?アフリカ南部のジンバブエだろう。今世紀のインフレ率は350兆倍のさらに1兆倍だそうだ。予習不足で出向き、渦中で体験した、「お金が回らない社会は、どうやって回っているのか」。

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藻谷浩介

地域エコノミスト

1964年山口県生まれ。平成大合併前の約3200市町村のすべて、海外105カ国を私費で訪問し、地域特性を多面的に把握する。2000年ごろから地域振興や人口問題に関して精力的に研究、執筆、講演を行う。著書に「デフレの正体」「里山資本主義」ほか多数。国内の鉄道(鉄軌道)全線を完乗した鉄道マニアでもある。