
米大手IT企業の中で、プライバシー保護にもっとも積極的なのがアップルだ。同社は「プライバシーは基本的な人権」との方針を掲げていたが、9月10日の新型iPhoneの発表とともに配信される基本ソフトの「iOS 13」や「iPad OS」では、この機能をさらに強化し、スマホ市場で競合するアンドロイドを引き離しにかかる。
欧州のGDPR(一般データ保護規則)をはじめ、各国でプライバシー重視の動きが強まるなか、この方針はアップルにとって追い風になりそうだ。
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石野純也
ケータイジャーナリスト
1978年、静岡県生まれ。慶応義塾大学総合政策学部卒。2001年、宝島社に入社。当時急速に利用者数を伸ばしていた携帯電話関連のムック編集に携わる。05年には独立してフリーランスのジャーナリスト/ライターに転身。通信事業者、携帯電話メーカー、コンテンツプロバイダーなどを取材、幅広い媒体に原稿を執筆する。業界動向を記したビジネス書から、端末の解説書まで著書も多い。