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キャッシュレス化で「金食い虫ATM」撤去は進むか?

渡辺精一・経済プレミア編集部
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 日本の現金大国を支えてきたのは、全国に張り巡らされたATM(現金自動預払い機)網。現金を手軽に引き出せる利便性が好まれてきた。だが、超低金利で経営が悪化する銀行には、コスト高のATMを削減する動きが進む。キャッシュレスの流れはこれを加速させるのか。

 9月22日、三菱UFJ銀行と三井住友銀行は店舗外に設置するATMの相互開放を始めた。対象は計2818カ所で、重複する600~700カ所のATMを廃止し、両行で年間約40億円の経費を削減する。メガバンクのATM共同化は初めてで、注目を集める。

 ATMは、銀行窓口手続きを効率化するため1970年代に導入された。バブル期を経て、繁華街などへの設置も進み、相互ネットワークでつながることで他行カードも使えるなど利便性が高まった。

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渡辺精一

経済プレミア編集部

1963年生まれ。一橋大学社会学部卒、86年毎日新聞社入社。大阪社会部・経済部、エコノミスト編集次長、川崎支局長などを経て、2014年から生活報道部で生活経済専門記者。18年4月から現職。ファイナンシャルプランナー資格(CFP認定者、1級FP技能士)も保有。