シニア市場の正体

「父親を大切にする」50代女性の“欲張りな人生観”

梅津順江・株式会社ハルメク 生きかた上手研究所所長
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 バブル全盛期の1980年代後半に20代を過ごし、消費意欲が旺盛と言われる「Hanako世代」(59~64年生まれ)の女性たちががまもなく60代を迎えます。彼女たちは、これまでのシニアとは消費や生活の嗜好(しこう)が異なることがわかりました。特に、父親を大切にしたいと思う人が上の世代に比べて多い傾向が見られ、驚かされました。

 私が所属する「ハルメク 生きかた上手研究所」は、今年8月、50~60代の女性235人に「ライフスタイルや嗜好に関するアンケート」をウェブ上で行いました。回答者数はHanako世代が中心の50代が86人、60代が149人でした。「Hanako」とは、当時の消費社会をけん引していた雑誌です。

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梅津順江

株式会社ハルメク 生きかた上手研究所所長

大阪府生まれ。杏林大学社会心理学部卒業後、ジュジュ化粧品(現・小林製薬)入社。ジャパン・マーケティング・エージェンシーを経て、2016年3月から現職。主に50歳以上のシニア女性を対象にインタビューや取材、ワークショップを行っている。著書に、「この1冊ですべてわかる 心理マーケティングの基本」(日本実業出版社)などがある。