関西電力の闇

関電幹部が受け取った金品「元をたどれば電気料金」

今沢真・経済プレミア編集部
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記者会見する関西電力の岩根茂樹社長(中央)=大阪市北区で2019年9月27日、梅田麻衣子撮影
記者会見する関西電力の岩根茂樹社長(中央)=大阪市北区で2019年9月27日、梅田麻衣子撮影

 関西電力の幹部20人が福井県高浜町の元助役(故人)から多額の金品を受け取っていた問題で、9月27日に関西電力が記者会見を開いた。会見では、金品は関西電力の資金が還流したものではないかと問う質問が相次いだ。

 問題の構図を説明する。高浜町には関西電力高浜原子力発電所がある。関西電力は地元建設業者に原発がらみの各種工事を発注してきた。業者の1社から町の元助役(3月に90歳で死去)に約3億円のカネが流れていたことが国税調査で発覚。元助役から関西電力の現職社長、会長ら20人に3億2000万円の金品が渡されていたことが社内調査で判明した。

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今沢真

経済プレミア編集部

1983年毎日新聞入社。89年経済部。日銀キャップ、財研キャップ、民間企業キャップを歴任。2013年論説委員。15年経済プレミア創刊編集長。19年から同編集部。16年に出版した「東芝 不正会計 底なしの闇」(毎日新聞出版)がビジネス部門ベストセラーに。ほかに「東芝 終わりなき危機」など。16~18年度城西大非常勤講師。