
関西電力の幹部20人が福井県高浜町の元助役(故人)から多額の金品を受け取っていた問題=ことば=で、この金品について「返却が困難な状況だった」「(相手が)激高して返せなかった」と関西電力側は説明している。どんな事情があったのか。
9月27日の記者会見で関西電力の岩根茂樹社長(66)は、幹部が受け取っていた金品について、「儀礼的なもの」と「儀礼をはるかに超えるもの」という言い方をしている。儀礼の範囲内で返さなくても許される例としては「そうめん」を挙げた。
一方、儀礼の範囲を超える金品としては、物品やスーツ(仕立券)といった例が出た。商品券も含まれるとみられる。岩根社長によると、金品を渡された幹部は「受け取りを強く拒んだものの、受け取らざるをえないような、返却困難な状況があったことから、返却の機会をうかがいながら一時的に各人の管理下で保管していた。儀礼の範囲内のものを除いてすでに返却している」という。
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