関西電力の闇

関電幹部が受け取った「物品・背広仕立券・そうめん」

今沢真・経済プレミア編集部
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自宅を出る関西電力の八木誠会長=大阪府高槻市で2019年9月27日、山田尚弘撮影
自宅を出る関西電力の八木誠会長=大阪府高槻市で2019年9月27日、山田尚弘撮影

 関西電力の幹部20人が福井県高浜町の元助役(故人)から多額の金品を受け取っていた問題=ことば=で、この金品について「返却が困難な状況だった」「(相手が)激高して返せなかった」と関西電力側は説明している。どんな事情があったのか。

 9月27日の記者会見で関西電力の岩根茂樹社長(66)は、幹部が受け取っていた金品について、「儀礼的なもの」と「儀礼をはるかに超えるもの」という言い方をしている。儀礼の範囲内で返さなくても許される例としては「そうめん」を挙げた。

 一方、儀礼の範囲を超える金品としては、物品やスーツ(仕立券)といった例が出た。商品券も含まれるとみられる。岩根社長によると、金品を渡された幹部は「受け取りを強く拒んだものの、受け取らざるをえないような、返却困難な状況があったことから、返却の機会をうかがいながら一時的に各人の管理下で保管していた。儀礼の範囲内のものを除いてすでに返却している」という。

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今沢真

経済プレミア編集部

1959年東京都生まれ。早稲田大法卒。83年毎日新聞社に入社。静岡支局、東京本社整理本部を経て89年経済部。税・財政や金融政策を担当、銀行、メーカー、流通業を取材する。2013年から論説委員として毎日新聞の社説を執筆。15年6月から経済プレミア創刊編集長、19年6月から同編集部。16年「東芝 不正会計 底なしの闇」(毎日新聞出版)を出版。城西大非常勤講師のほか、日大経済学部などで教壇に立つ。