関西電力の闇

「6時間会見」の最後に関電をえぐった記者の質問

今沢真・経済プレミア編集部
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記者会見する関西電力の八木誠会長(左)と岩根茂樹社長=大阪市福島区で2019年10月2日、平川義之撮影
記者会見する関西電力の八木誠会長(左)と岩根茂樹社長=大阪市福島区で2019年10月2日、平川義之撮影

関西電力2度目の記者会見(3)

 多額の金品受領問題で関西電力が10月2日に行った2度目の記者会見は、すべての質疑が終了するまで6時間延々と続けられた。異例となった「超ロングラン会見」の終盤で、記者の1人が投げかけた質問が、関電のこれまでの説明の矛盾を浮き彫りにしている。

 関電の会見は3部構成となった。まず岩根茂樹社長、八木誠会長が登場し、調査報告書の説明と質疑が行われ、3時間43分かかった。続いて調査委員長を務めた小林敬・弁護士(元大阪地検検事正)が登壇し、1時間23分質疑が行われた。最後に岡田達志・常務執行役員ら調査委員会事務局が会見場に残り、質疑に40分間応じた。最初の会見は午後2時に始まり、17分間の休憩をはさみ、質疑がすべて終了したのは午後8時3分だった。

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今沢真

経済プレミア編集部

1959年東京都生まれ。早稲田大法卒。83年毎日新聞社に入社。静岡支局、東京本社整理本部を経て89年経済部。税・財政や金融政策を担当、銀行、メーカー、流通業を取材する。2013年から論説委員として毎日新聞の社説を執筆。15年6月から経済プレミア創刊編集長、19年6月から同編集部。16年「東芝 不正会計 底なしの闇」(毎日新聞出版)を出版。城西大非常勤講師のほか、日大経済学部などで教壇に立つ。