人生100年時代のライフ&マネー

今20歳でも「少し長く」働けば年金水準は下がらない

渡辺精一・経済プレミア編集部
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年金「財政検証」読み解き(3)

 現在の年金制度では、給付水準は徐々に下がっていく。8月公表された年金財政検証は「経済の状況が良ければ現在の2割減、悪ければそれ以上」という見通しが示された。これは若い世代にとって、どれぐらいのインパクトを持つのか。

若い世代に募る「年金不信」

 将来の年金水準の目安は「所得代替率」で示される。40年間平均賃金で働いた夫と専業主婦の妻を「モデル世帯」とし、夫婦が65歳になったときの年金額が、その時点での現役世代の男性の平均手取り収入に対してどれくらいの割合かを示す。2019年に65歳の人の代替率は61.7%だ。

 財政検証は6通りの経済前提で将来見通しを示した。経済成長と労働参加が好調な3ケースは約50%まで低…

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渡辺精一

経済プレミア編集部

1963年生まれ。一橋大学社会学部卒、86年毎日新聞社入社。大阪社会部・経済部、エコノミスト編集次長、川崎支局長などを経て、2014年から生活報道部で生活経済専門記者。18年4月から現職。ファイナンシャルプランナー資格(CFP認定者、1級FP技能士)も保有。