株主になったら

「30分で終了」だった株主総会が長時間化した理由

中西和幸・弁護士
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関西電力の株主総会に向かう株主ら=2019年6月21日、小松雄介撮影
関西電力の株主総会に向かう株主ら=2019年6月21日、小松雄介撮影

“様変わり”株主総会(2)

 上場企業は株主総会にどの程度の時間をかけているのでしょうか。商事法務研究会が毎年発行している「株主総会白書」は、かかった時間を上場企業にアンケートし、集計しています。

 昨年の「2018年版株主総会白書」によると、回答数は2557社で、「30分以下」が13%、「30分超~1時間以下」が51%、「1時間超」が35%でした。3社のうち1社が株主総会に1時間を超す時間をかけていました。

 過去の株主総会白書をもとに、かかった時間の変遷を見てみましょう。今から30年前の1989年版では、…

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中西和幸

弁護士

1992年東京大学法学部卒。95年弁護士登録。上場企業の社外取締役、社外監査役を務め、企業法務に詳しい。共著に「会社役員の法務必携」(清文社)、「企業法務からみた株式評価とM&A手続き」(同)、「『社外取締役ガイドライン』の解説」(商事法務)、「企業不祥事インデックス」(同)など。