嫉妬をとめられない人

働く人の2大タブー「自分の過大評価と固定観念」

片田珠美・精神科医
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 嫉妬深い人は自分を過大評価しがちである。職場などで自分が思っている評価と周囲からの評価が大きく食い違うと思ったら、自分を疑ってみることだ。「もっと評価されるはずなのに」と悩んでいるとしたら、自分を過大評価し過ぎている可能性がある。

 もちろん、自己イメージと他人の評価が完全に一致することなどあり得ない。多くの人は、そのギャップをすり合わせる努力をしている。常に自分の実力を上げるように努め、それができなければ、自分の中の高過ぎる評価を下げようとする。

 ところが、このどちらもできない人がいる。自分の実力を上げる努力もできないし、自分の中の過大な評価を…

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片田珠美

精神科医

 広島県生まれ。大阪大学医学部卒。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。パリ第8大学精神分析学部で学ぶ。精神科医として臨床に携わり、社会の根底に潜む構造的な問題を精神分析的視点から研究している。「他人を攻撃せずにはいられない人」(PHP新書)、「高学歴モンスター」(小学館新書)など著書多数。