関西電力の闇

「情報公開で批判浴びた」関電社長の本音なのか?

川口雅浩・毎日新聞経済プレミア編集長
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厳しい表情で記者会見に臨む関西電力の岩根茂樹社長(左)。右手前は八木誠会長=大阪市福島区で10月9日、小出洋平撮影
厳しい表情で記者会見に臨む関西電力の岩根茂樹社長(左)。右手前は八木誠会長=大阪市福島区で10月9日、小出洋平撮影

 関西電力の八木誠会長と岩根茂樹社長が10月9日、記者会見し、辞任すると発表した。岩根社長は「関電そのものの信頼が失墜している。さまざまな批判を受けて、やはり我々の責任は重いと感じた」と理由を述べた。しかし、「情報をオープンにすることで、批判が増えた」と不満をのぞかせる場面もあり、情報開示に消極的な姿勢を見せた。

 岩根社長は前回2日の会見では「原因を究明し、再発防止をしっかりやることで経営責任を果たす」と述べ、辞任する考えを否定していた。ところが2日後の4日に八木会長と進退を相談し、辞任を決断したという。

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川口雅浩

毎日新聞経済プレミア編集長

1964年生まれ。上智大ドイツ文学科卒。毎日新聞経済部で財務、経済産業、国土交通など中央官庁や日銀、金融業界、財界などを幅広く取材。共著に「破綻 北海道が凍てついた日々」(毎日新聞社)、「日本の技術は世界一」(新潮文庫)など。財政・金融のほか、原発や再生可能エネルギーなど環境エネルギー政策がライフワーク。19年5月から経済プレミア編集部