名家のルーツ

赤くて甘い「桃太郎トマト」生んだタキイ種苗の開発力

森岡浩・姓氏研究家
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タキイ種苗の商品=2019年10月10日、田中学撮影
タキイ種苗の商品=2019年10月10日、田中学撮影

 近年、リコピンを含む野菜として人気の高いトマトは、テレビの健康系情報バラエティーでも「体にいい野菜」と紹介されることが多い。ただ、以前は青いまま収穫されることから「トマトはおいしくない」という評価が広がっていた。そうした状況を一変させたのが、現在のトマト市場の大半を占める赤くて糖度の高いフルーツトマトの祖ともいわれる「桃太郎トマト」。これを開発したのが種苗メーカーの老舗で業界最大手の一つのタキイ種苗だ。

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森岡浩

姓氏研究家

1961年、高知県生まれ。早稲田大学在学中に独学で姓氏研究を始める。文献調査やフィールドワーク、統計を用いた実証的手法を用いる。2017年4月からNHK「人名探究バラエティー 日本人のおなまえっ!」に出演。著書、多数。