職場のトラブルどう防ぐ?

「ミスの共有がパワハラ?」50歳部長が新人指導で苦悩

井寄奈美・特定社会保険労務士
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 A男さん(50)は、社員数約100人の不動産会社の法人営業部の部長です。法人営業は3課、総勢40人で、そのうち2人が今春入社した新人です。先日、A男さんは新人のB子さん(23)から「仕事が精神的につらく、人事部に相談に行きたい」と言われ、自分の指導に問題があったのかと悩んでいます。

部下指導で工夫するが……

 法人営業部では、顧客からのクレームや社内で起こったミスを部内で共有しています。毎週月曜日のミーティングで、クレームやミスのあった社員が経緯と対応を説明し、皆で今後の再発防止策を考えます。このやり方はA男さんが主導し、部内で定着していました。

 A男さんが新人のころは、ミスをしたら皆の前で上司から叱られ「自分の頭で考えろ!」と突き放されるよう…

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井寄奈美

特定社会保険労務士

大阪市出身。2015年、関西大学大学院法学研究科博士前期課程修了。現在、大阪大学大学院法学研究科博士後期課程在籍中(専攻:労働法)。01年、社会保険労務士資格を取得。会計事務所勤務などを経て06年4月独立開業。井寄事務所(大阪市中央区)代表。著書に『トラブルにならない 小さな会社の女性社員を雇うルール』(日本実業出版社)など。http://www.sr-iyori.com/