
千葉県松戸市役所に全国で初めて設置された「すぐやる課」が50周年を迎え、記念式典が10月6日に行われた。
毎年恒例の「松戸まつり」で街がにぎわう中、式典のあいさつに立った本郷谷健次・松戸市長は「課の精神をこれからも引き継いでいく」と力強く宣言。続いて「すぐやる課」初代課長ら功労者への感謝状が読み上げられると、参列した市民から大きな拍手が起こった。
「すぐやる課」は1969年、ドラッグストアチェーン大手「マツモトキヨシ」の創業者で、当時は松戸市長だった松本清氏の発案で始まった。「住民の要望に速やかに対応すること」を職務とし、75年までに全国300以上の自治体に類似の部署が誕生するほどの影響があった。
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川村彰
経済プレミア編集部
1974年静岡県生まれ。広告記事等のフリーライターを経て、2015年4月、毎日新聞デジタルメディア局に配属。