海外特派員リポート

「強国の野心」北京・新巨大空港は“ケタ違い”

赤間清広・毎日新聞経済部記者
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北京大興国際空港のターミナルビルは曲線を多用し、広大だ=北京市内で10月7日、赤間清広撮影
北京大興国際空港のターミナルビルは曲線を多用し、広大だ=北京市内で10月7日、赤間清広撮影

 9月25日、中国の北京市郊外に世界最大規模の巨大空港「北京大興国際空港」が開業した。総事業費は約4500億元(約6・8兆円)。習近平国家主席は「国家発展の新たな原動力」と強い期待をかける。オープンしたばかりの新空港には、米国をしのぐ「強国」を目指す中国の野心が詰まっている。

 大興国際空港は北京市中心部から南に約46キロ離れた農村地帯を切り開いて整備された。滑走路4本のほか、開業に合わせ高速鉄道やアクセス鉄道、高速道路などが次々と整備され、周辺ではマンション建設が急ピッチで進む。空港を中心に新たな街が生まれようとしていた。

成田上回る広いターミナル

 空…

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赤間清広

毎日新聞経済部記者

 1974年、仙台市生まれ。宮城県の地元紙記者を経て2004年に毎日新聞社に入社。気仙沼通信部、仙台支局を経て06年から東京本社経済部。16年4月に中国総局(北京)特派員となり、20年秋に帰国。現在は霞が関を拠点に、面白い経済ニュースを発掘中。新著に「中国 異形のハイテク国家」(毎日新聞出版)