藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」

地球最南端の市・南米「ウシュアイア」は観光客だらけ

藻谷浩介・地域エコノミスト
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地球最南端の市・ウシュアイアにも一瞬の夏が訪れた(写真は筆者撮影)
地球最南端の市・ウシュアイアにも一瞬の夏が訪れた(写真は筆者撮影)

アルゼンチン・ウシュアイア編(1)

 きっかけは、ガイドブックにあった小さな白黒写真だった。見たことも考えたこともないような奇抜な仮装をした人物が写っている。南米大陸の南に位置するフエゴ島の、今は消えてしまった原住民の祝祭の扮装(ふんそう)だと読んで、どうしても行ってみたいと思った。世界の果てに、まったく違う感性、発想を持った人類がいたということを、その地に足を降ろして感じ取ってみたかったのだ。日本から乗り継ぎ乗り継ぎ33時間、たどり着いた先にあった世界とは?

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藻谷浩介

地域エコノミスト

1964年山口県生まれ。平成大合併前の約3200市町村のすべて、海外105カ国を私費で訪問し、地域特性を多面的に把握する。2000年ごろから地域振興や人口問題に関して精力的に研究、執筆、講演を行う。著書に「デフレの正体」「里山資本主義」ほか多数。国内の鉄道(鉄軌道)全線を完乗した鉄道マニアでもある。