経済プレミア・トピックス

「どこから逃げる?」怖い高速道路のトンネル火災

川口雅浩・毎日新聞経済プレミア編集長
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建設中の首都高・横浜北西線のトンネルと非常口の案内板=横浜市内で10月30日、川口雅浩撮影
建設中の首都高・横浜北西線のトンネルと非常口の案内板=横浜市内で10月30日、川口雅浩撮影

 高速道路で長いトンネルを通るたび、事故が起きて火災が発生したらどこへ逃げればよいのか、不安だった。2020年3月開通予定の首都高速・横浜北西線のトンネルは最新の防災技術を使っていると聞き、報道陣に公開した建設現場を見に行った。

 首都高速道路会社によると、高速道路のトンネルの避難経路は、本線上の非常口から専用通路を通り、階段を上って地上に出るのが一般的だ。

 ところがトンネルで火災が起きた場合、お年寄りや体の不自由な方が避難階段を上るのはたいへんだ。避難経路の専用通路は加圧によって、避難階段の入り口から煙が入り込まないようにしているが、煙は上方に上る。煙が来ない下に逃げた方がより安全という。

全国2番目の「滑り台方式」

 そこで新たに考え出された方法は、非常口から滑り台を使って…

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川口雅浩

毎日新聞経済プレミア編集長

1964年生まれ。上智大ドイツ文学科卒。毎日新聞経済部で財務、経済産業、国土交通など中央官庁や日銀、金融業界、財界などを幅広く取材。共著に「破綻 北海道が凍てついた日々」(毎日新聞社)、「日本の技術は世界一」(新潮文庫)など。財政・金融のほか、原発や再生可能エネルギーなど環境エネルギー政策がライフワーク。19年5月から経済プレミア編集部