
三菱航空機が開発する国産初のジェット旅客機「スペースジェット」(旧MRJ=三菱リージョナルジェット)の開発がまたもや遅れている。ANAグループへの1号機納入は2020年半ばの予定だが、これに間に合わせられるかはかなり厳しい状況になってきた。
国土交通省や米連邦航空局(FAA)から安全性の証明を得る「型式証明」の取得にいまだに手こずっている。これは本来ならそろそろ取得していなければならない。大きな理由は、追加で投入予定の試験機の製造が遅れているためだ。
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平野純一
経済プレミア編集部
1962年生まれ。87年毎日新聞社入社。盛岡支局、サンデー毎日編集部、経済部、エコノミスト編集部などを経て2016年から現職。金融、為替、証券、マクロ経済などを中心に取材。