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楽天モバイルの電波「山手線1周」して調べてみた

石野純也・ケータイジャーナリスト
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山手線に乗って楽天モバイルのネットワークをチェック
山手線に乗って楽天モバイルのネットワークをチェック

 楽天モバイルは、10月1日からのサービス開始を事実上延期したが、代わりに行っているのが「無料サポータープログラム」だ。対象は5000人で、本サービスに先立ちネットワークに問題が起こらないかどうかを確認する。利用者が限定されており、料金も発生していないため、実証実験に近い位置づけだ。

 では、現状の楽天モバイルは、どの程度エリアが広がっているのか。筆者は楽天モバイルのSIMカードを利用できたため、1週間ほど電波の状況をテストしてみた。

 屋外では、サービス開始直後と思えないほどつながりがいい。東京都内では、山手線を1周回って電波をチェックしてみたが、端末上のアンテナマークが圏外になることはなかった。バスやタクシーでも都内を移動してみたが、こちらも状況は悪くない。主要な路線や道路はほとんどがエリア内になっており、予想以上に使えるという印象を受けた。

 一方で他社と比べると、電波の感度が悪化している場所は思いのほか多い。電波の受信感度を表示できるアプリで確認してみたところ、他社の場合、基地局の数を密にすることで、電波環境が悪化する前に次の基地局に移るよう設計されているが、楽天モバイルは電波環境が悪化し、圏外になる手前になって、ようやく次の基地局に移るといった傾向が確認できた。まずは、つながる場所の広さを優先しているようだ。

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石野純也

ケータイジャーナリスト

1978年、静岡県生まれ。慶応義塾大学総合政策学部卒。2001年、宝島社に入社。当時急速に利用者数を伸ばしていた携帯電話関連のムック編集に携わる。05年には独立してフリーランスのジャーナリスト/ライターに転身。通信事業者、携帯電話メーカー、コンテンツプロバイダーなどを取材、幅広い媒体に原稿を執筆する。業界動向を記したビジネス書から、端末の解説書まで著書も多い。