ニッポン金融ウラの裏

外為法改正案で日本の証券市場が「鎖国」状態になる?

浪川攻・金融ジャーナリスト
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財務省
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 財務省が臨時国会に提出した「外為法改正案」に対し、金融・証券関係者の関心が日増しに高まっている。この改正案は、上場企業の株式を外国の投資家が取得する際の規制を強化するものだ。

 外国の投資家が日本の上場企業の株式を取得することは原則自由だ。ただし、外為法は、国の安全などに関わる技術や情報を持つ企業については、外国投資家に事前届け出を義務づけ、国が審査すると定めている。

 従来は対象企業の株式の「10%以上」を取得する際に届け出が必要だったが、今回の改正で「1%以上」に…

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浪川攻

金融ジャーナリスト

1955年、東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカーを経て、金融専門誌、証券業界紙、月刊誌で記者として活躍。東洋経済新報社の契約記者を経て、2016年4月、フリーに。「金融自壊」(東洋経済新報社)など著書多数。