キャリアセンター ここだけの話!?

「お目付け役は経団連から政府」でも就活前倒し変化なし

都内・某共学大進路指導担当
  • 文字
  • 印刷
 
 

 文部科学省の高等教育局学生・留学生課就職指導係は10月30日、全国の大学の就職支援部署に対し「2021年度(2022年3月)卒業・修了予定者の就職・採用活動に関する日程等について」と題する文書を出した。

 お役所なので表現は硬いが、要するに現大学2年生の就職・採用活動日程について「関係省庁連絡会議で次の内容を決めたので守るように」という要請である。

 具体的には、企業などによる広報活動(求人票の開示と会社説明会の開催)は3年生の3月1日以降、採用・選考活動(筆記試験や面接)は4年生の6月1日以降--とするという日程だ。

 この日程は、経団連が策定した「指針」を受けて、大学側が「申し合わせ」を行い、関係省庁が連名で経済団体等に対して「順守」を要請する--という2019年度までの中身と何も変わらない。経団連ルールは2019年度限りで撤廃されたが、現3年生に対しては「政府指導」の名の下にルールは維持され、今回、それが現2年生にも適用されることになった。

この記事は有料記事です。

残り817文字(全文1244文字)

都内・某共学大進路指導担当

東京都内の共学の大学の「キャリアセンター」に勤めるベテラン大学職員。大学生の就職活動の支援や、進路指導を担当している。