スルガ銀行 不正の構図

「銀行の体をなしていない」スルガ銀ローンの“惨状”

編集部
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9月中間決算を発表したスルガ銀行の記者会見
9月中間決算を発表したスルガ銀行の記者会見

一棟収益ローン(2)

 スルガ銀行の「一棟収益ローン」と呼ばれる不動産融資は、なぜ「正常先債権」がたった17%という事態に陥ったのか。不動産融資に詳しいある銀行員は「融資の審査がずさんだったというしかない。正常先が17%というのは、銀行の体をなしていない」と話す。

 「一棟収益ローン」は、賃貸マンションやアパートを投資として購入する人に、費用を融資するものだ。スルガ銀行は一棟収益ローンの融資残高が1兆1619億円あり、その債務者区分について、「正常先」1995億円▽「要注意先」8515億円▽「要管理先」655億円▽「破綻懸念先」267億円▽「実質破綻先・破綻先」187億円――と発表した。

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長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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